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2015.06.12 Friday 18:48人工呼吸をせず、心臓マッサージ(胸骨圧迫)だけを行う心肺蘇生法の普及が、心停止した人の社会復帰数の増加に大きく貢献しているという調査結果を、京都大環境安全保健機構の石見拓教授や川村孝教授のグループが11日に発表した。
日本は胸骨圧迫だけの蘇生法を学会レベルで唯一推奨している国で、その正しさを裏付けたという。
心肺蘇生の在り方をめぐっては、人工呼吸と胸骨圧迫を併用した方法が長年標準とされてきた。
一方、胸骨圧迫だけでも救命率は変わらないとする研究報告があり、日本では近年、市民による心肺蘇生の実施率の向上を目指し、人工呼吸を省く方法が多く取り入れられている。
グループは、…胸骨圧迫だけの蘇生を受けた人の割合は05年の17・4%から12年には39・3%に増加。
胸骨圧迫だけで社会復帰できた人も、人口1千万人当たりの換算で05年の0・6人から28・3人に増えていた。
石見教授は「胸骨圧迫だけの蘇生は、人工呼吸を伴う場合に比べて簡単。
多くの人を対象にした講習が実施しやすく、蘇生の普及に有効だ」と説明。
その上で「人工呼吸は子どもの心停止に有効とのデータもあり、学校の先生らにはオプションの講習として実施するのが望ましい」と話している。(京都新聞 http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150612000004)
子どもの心停止の場合は人工呼吸も有効というデータもあるなら意味がないというわけではないだろうけど、人工呼吸なしで心臓マッサージだけなら実行するハードルが低いかも。
万一そういう場面に遭遇した時に適切に心臓マッサージできるだろうかという不安はあるけどね。 -
2024.03.28 Thursday 18:48| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
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